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    シーエックスカーゴ 物流効率化を徹底

    2009年7月23日

     
     
     

     6月にシーエックスカーゴ(埼玉県桶川市)の新社長に就任した西村修一氏。西村社長は前社長の伊藤隆志氏と同様、日生協から移籍、同社の前身・コープエクスプレス西日本の立ち上げや会社運営にも携わってきた。


     同社が昨年から取り組んでいるコープとの共同事業を伊藤前社長から引き継ぎ、同事業を成功裡に完結させること、そして共同事業で厳しくなる事業経営の舵取りと、その上に立って新たなビジョンを作成し進めることが役割と語っている。また、デジタコなどの導入で数値を「見える化」し、1品当たりのCO2削減に取り組むとしている。
    cx072221.jpg 親会社であるコープは、厳しい経営環境下にあっても着実に事業を拡大し、荷量も増やしている。シーエックスカーゴでは環境負荷軽減と荷量増加への対応として、今まで以上に物流効率化を推進するため、まずはシーエックスを吸収統合。千葉県印西市に営業所と国内最大級の大規模冷凍センターで同社初でもある冷凍専用セットセンターを開設し、6月21日に本格稼働した。
     今後も尾道、野田、鳥栖と9─11月にかけて施設が続々竣工し、来春には九州の篠栗、再来年初めには神奈川・座間にも日生協DCの計画もある。
     同社の09年度予算は税引き前利益で約17億円の赤字、10年度も約9億円の赤字と見込まれているが、内容としては共同事業の準備・円滑な稼働のためとしており、11年度には黒字化する計画。西村社長は「効率化を図るには、荷主側・荷受け側といった垣根を取り払い、一蓮托生の気持ちを持って同等な立場で意見を出し合って改善していかなくてはいけない」と話している。(小澤裕記者)

     
     
     
     

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