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物流ニュース
月1万円で利用可能、『トラはた』で求人を
2020年12月18日
「営業所ごとに月1万円。このタイミングに、この費用で人材募集しておきませんか?」。トラックドライバーに特化した求人サイト「トラはた」(https://tru-hata-job.net)は12月から、ユーザーの運送会社がWebから手軽に求人掲載できるなどサイトを一新した。ポストコロナを見据えて人材を積極採用しておきたい運送会社に対し、人材のみならず仕事の確保面からも訴求する内容となっている。
「トラはた」を運営するのは、輸送マッチング・配送サービスを事業展開するトランコム(恒川穣社長、名古屋市東区)。運送会社と輸配送のやり取りをするなかで、「トラックはあるけれどドライバーがいない」の声に応え、「じゃあ、我々がドライバーを集めようか」と、「トラはた」をスタートさせたのが3年前。
「トラはたを利用している運送会社からは、低価格で比較的若年層のドライバーの応募が多いと好評をいただいております」(内川俊治・同社執行役員=写真左)。サイトから応募のあったドライバーは、昨年は月平均100人だったものが、今年の10月は300人へと3倍に。内川氏は、「コロナで稼働が少なくなったドライバーや、新たな働き口を探されているドライバー、さらには運送業界に興味を持たれた異業種の方々が、集まってきた形ですね」。
「トラはた」は、求職者にとって使いやすい設定、つまり応募しやすいサイト設定が特徴だ。求職者は会員登録の必要がなく、例えばLINEを使った即時の応募も可能。また、全国の運送会社情報を一覧できるWeb媒体の特性を最大限に利用するため、求職者と運送会社が管理画面上でWeb面接できる仕組みも取り入れている。電話によるファーストコンタクトは、無料のフリーダイヤルにつながるため、求職者側は何度も電話をかける手間がない。
一方、運送会社にとっても使いやすい仕組みになっている。運送会社側の管理画面から募集内容の変更が可能なため、即時対応ができる点に加え、今月のリニューアルによって、申し込みそのものもWebからできるようになった。また、大型(10t~)、中型(4t~)、小型(2t~)や長距離、中距離、地場等の運行するエリア、といった募集職種ごとに掲載欄が設けられるにも関わらず、掲載料金は営業所ごとに月1万円(税別)で済む(同社との取引がある場合。未取引会社は税別月3万円)。
「インディード」などの求人専門サイトにも露出されやすい仕組みづくりをしているため、検索でヒットしやすくなっている。
さらに、サイトには「ドライバー経験者から若い未経験者まで、幅広く集まるようになった」「採用コストを大幅に削減でき、尚且つ集まりやすくなった」など、利用する運送会社の声も実名と動画で掲載されている。
サイト運営実務を担当する福永圭マネージャー(写真右)は、「求人サイトは運送会社の支援が目的ですので、サービスに近いレベルの価格で仕組みを提供できます。安く、リーズナブルなものに仕上がったと自負しています」と胸を張る。
内川氏は、ポストコロナ期に向けた積極採用を運送会社に訴える。「ドライバーの転職が活発になっている今、良質な人材が獲得しやすくなっている。これを機に『トラはた』を利用していただきたい」。
◎関連リンク→ トラはた
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