静ト協（大須賀正孝会長）は6月に行った運転者数実態調査の結果を発表。「運転者が不足しているか」の質問に対し、89.9％が「不足していない」と答え、「不足している」は10.02％にとどまった。調査は会員事業者349社から回答を得た。


　「在職運転者数」から「必要運転者数」を割った「運転者充足率」は0.992で、昨年12月の前回調査（1.001）とほぼ横ばいだった。
　「将来、運転者が不足する」としたのは51％、「不足しない」は48.9％で拮抗。ただ「現在、運転者が不足している」と答えた事業者の中では、80％以上が「将来、不足する」と答えた。
　運転者不足を解決する方法として最も多かったのが「賃上げ等労働条件を解決する」で、「ハローワークを活用」「運賃値上げ交渉をする」「定年を延長する」が続いた。賃上げについては16％が「した」と答え、「しない」は84％だった。