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物流ニュース
アースカーゴ ISOで従業員の意識が変化
2009年10月2日
アースカーゴ(西畑義昭社長、京都市南区)は、平成10年に京都で業界初のISO9002(当時)の認証を取得し、同13年4月にはISO14001認証も取得。 ISO取得のきっかけは、「複数の重要荷主から話が上がったのが始まり」と西畑社長。
しかし、「認証取得をきっかけに従業員の意識が変わった。仕事の品質を上げなければ同業他社に負けてしまう。品質を向上させるために何が必要かを考えるようになった」という。
「最初は従業員からの不満もあった。理解してもらうのに2─3年はかかった。年2回、お客さんから仕事の評価を聞くので、ドライバーにはプレッシャーになったと思う」と話す。
さらに、「トップがやる気にならなければ、導入しても意味はない。トップダウンでなければ前に進まないのがISOで、やるなら徹底的にやる。これは経営と一緒だ」と指摘。「継続的に改善していくのがISOの基本。目標に向かって進んでいけば、効果は少しずつ上がっていく」とも説明する。
ただ、「飾りと思っているなら、やめた方がいい」と指摘。「手間とコストが思っている以上にかかる。ウチの規模でいうなら、百数十台のトラック、2000坪の倉庫、200人の従業員で取得しようと思えば、ウン百万円はかかる」と説明する。
「いま展開している事業に何が必要かも重要。当社の場合、荷主が海外と取引していることもあってISOが必要だった。安全性優良事業所やグリーン経営の取得も選択肢に入れるべき」と同社長。ただし、「取得の効果はある。100台超の車両を保有する事業所で15年間無事故表彰を受けた。やるからには途中で投げ出さないこと」と訴える。この記事へのコメント
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