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    車検受託先が倒産 数百万円が未払いに

    2009年11月11日

     
     
     

     景気低迷により、修理費や車検費用を支払わず、修理工場やディーラーとの間で支払いを巡ってトラブルが多発している。大手修理業者やディーラーは、支払いを行わない運送事業者に対して強硬な対応を迫るが、中小・零細の修理業者は、それもできず泣き寝入りするケースも多いという。


     大阪府南部地域である日突然、大手石油メーカーの製品輸送を行う事業者が倒産。車検費用など数百万円を残したままの倒産だった。
     同社について「大手石油メーカーの燃料・オイルを輸送する運送会社で歴史もあり、運送事業者としては適正な事業者に思えた」と、当時を振り返る修理業者。
     倒産した運送会社は今年9月末に突然、賃貸物件に移転。自社物件を売却して賃貸地で事業を継続した。同社は同修理業者に対して、「景気低迷で自社物件を売却して賃貸物件で経費削減を図る」と説明。
     当時はこの説明に対して、固定資産税などの問題から、経費として認められる賃貸へのシフトを考えたと思っていたが、1か月も経過しない10月20日に突然の倒産となった。
     修理業者は9月、同社の車両数台の車検依頼を受けており、倒産前日の10月19日に請求書(立替金など)を持って会社を訪れると会社には誰もおらず、電話で連絡を取ろうと試みたがつながらなかった。翌日、再び同社を訪問すると弁護士による倒産通知が会社の入り口に張り付けられていた。
     数百万円の車検費用や立替金などの被害にあった修理業者は、「9月ごろに移転の話があり、さらに今までにないほどの車検を依頼されていた。生き残りを掛けて頑張るのだと思い、快く車検依頼を受けた。しかし、1か月もしないうちに新事務所は空っぽで、そのときはまだ、再び移転したのかと思っていた。一部が荷主の敷地内で車両を保管していることから、そちらに移転したと思ったが、最悪の事態に襲われた」と話す。
     さらに「当社はこの運送会社と20年以上の取引があり信用しきっていたが、まさかこんなことに巻き込まれるとは考えもしなかった。車検は当社やディーラーで行っているものと思っていたが、倒産直前には当社だけに依頼していたようで、ディーラーでは車検も断られていたのかもしれない。最後にこんな仕打ちを受けるとは」と怒りをかみしめている。
     運送事業者は義理と人情の厚い経営者が多いと言われ、「倒産しても中小・零細企業は泣かさない」という経営者は少なくなかったが、最近では他人を利用してうまく逃げる経営者も増えているようだ。

     
     
     
     
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