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物流ニュース
コンテナ取扱量 博多港で過去最高に
2021年7月5日
アジアに最も近い主要港湾として、博多港の国際コンテナ取扱量が増加している。福岡市港湾空港局港湾振興部物流推進課が6月8日に発表した最新の港湾統計月報(速報値)令和3年3月分では、コンテナ取扱個数が9万4493TEUで、過去最高となった。
EC需要が高まっているなか、地理的に中国やアジアに近接している優位性を持っている博多港では、これら地域に対する消費財の供給基地として、これまで機能強化やポートセールスに力を入れて来ており、福岡市はその結果が3月の数字に出てきたとみている。
香椎パークポート・アイランドシティなど博多港の管理・運営を行っている博多港ふ頭(中園政直社長、福岡県福岡市)によると「2020年は新型コロナウイルス感染症の影響でコンテナ不足や運賃高騰と取扱量が減少したが、今年の1月からⅤ字回復をしており、3月はコンテナ取扱個数が博多港で過去最高となった」としている。
「6年前から博多港では利用促進を積極的に行って来ており、コロナ禍でコンテナ不足などの問題などもあって、アジアからの荷物はコストやリードタイムなどの面でアジアに近い博多港を利用してくれるようになっているのでは」とみており、「引き続き、ポートセールスを行っていきたい」としている。
◎関連リンク→ 博多港ふ頭株式会社
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