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物流ニュース
Logpose Technologies 配車・配送計画を全自動で作成「LOG」
2021年8月6日
データビジネスソリューション事業を行っているLogpose Technologies(ログポーステクノロジーズ、羽室行光社長、東京都渋谷区)はこのほど、物流業界向けに、複雑な条件下における配車・配送計画を全自動で高速に作成するアルゴリズム「LOG」を開発した。
その「LOG」を同社では、ソフトウェア提供企業向けのアルゴリズムライセンス「LOG API」と、運送業者向けの配車計画管理システム『AI自動配車アシスタント LOG』として、2か月以内をめどに提供を開始する予定で、9日から実証実験環境を無料で提供している。
羽室社長は、「当社は、もともと物流に特化した技術を提供している会社では無く、データサイエンスという分野で専門的な人間を集めて技術を使ってプロダクトをつくっている組織ですが、ペーパーレスがなかなか進まない物流業界に良い影響を与えることができる」と考え、「技術を注いでいきたい」と話している。
同社では今後、開発した「LOG」をブラッシュアップしながら、段階を経てサービスを提供していきたいと考えている。まず、ステップ1で、共同配送を行っている運送会社に「AI自動配車アシスタント LOG」を提供し、配車計画の作成・管理に役立ててもらって、データを収集する。
ステップ2では、マッチングのプラットフォームなどを提供しているソフトウェア企業に「LOG API」を提供し、同社のアルゴリズムを幅広く使ってもらうことでデータを収集していく。
アルゴリズムは使われるごとにデータが溜まり、学習することで精度が高まるため、ステップ3では、同社が提供する「LOG」に集まったデータで、運送会社間のマッチングサービスを提供するとしている。
羽室社長は、「システムを開発する上で、処理能力や精度を高めていくことは当然のことだが、デジタル化を進めていくために、シンプルで簡単に使えるという部分にもこだわっていきたい」と考えている。
◎関連リンク→ 株式会社Logpose Technologies
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