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物流ニュース
池田ピアノ運送株式会社 2022年新卒、前年比3倍の応募者
2021年12月27日
精密機器・医療機器の運送・配送で世界最高レベルの配送技能を誇る池田ピアノ運送(池田輝男社長、神奈川県横浜市)の2022年入社の求人募集には、コロナ禍にあって前年比3倍の新卒応募者が集まった。そのうち、内定者十数人を採用した。
同社が新卒採用を初めてから10年近くになるが、当初から採用・教育費にはお金をかけてきた。芽が出始めたのは5年目くらいからで、少しずつ新卒の応募が増え、現在では20代の新卒を中心に採用を行っている。
池田社長は、「当社はトラックの運転はもとより、精密機器や医療機器などを扱っているため、取り扱いや設置技術が必要となる」とし、「できれば、技術スキルを持っている人を採用したいが、応募が無いので、新卒を取って育てる方が現実的だということで、新卒採用に力を入れている」という。
でもなぜ、同社では毎年、新卒採用ができているか。これに対して、同社長は、「運送業だから人が来ないのではない。会社のブランディングと認知というのが足りていないのが原因」とし、「社長はもとより、幹部や会社全体のブランディングと受け入れ体制を強化していかなければならない」としている。
その上で、学生の応募が倍増した具体的なポイントとして、「地方就活生のためのオンライン参加の導入」「ハイブリッド型(オンラインでの説明会、オフライン選考)でも変わらない選考生への丁寧な関わり」、さらに「内定決定後の内定者サポート」の取り組みを上げている。こうした取り組みで、同社の求人では、応募者の中から採用者を選べるようになって、入社のハードルが上がっている。池田ピアノ運送には現在、社員75人とパートやパトアルバイト含めて約140人、平均年齢30代後半の人材が集まっている。
◎関連リンク→ 池田ピアノ運送株式会社
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