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    地場トラックに「帰り荷」 200円の儲け

    2010年10月1日

     
     
     

     兵庫県内の運送事業者は、近畿地方一円に散らばった4t車までのトラックに「帰り荷」を付けることで会社「利益」に貢献している。
     近場回りのトラックの効率を考えると、帰り荷は逆効果とされてきたが、そこは発想の転換。帰り荷の行き先は自社敷地内なので、車庫にトラックを止めに帰る以上のコストは発生しない。


     この事業者の往路の荷物は、菓子店に並べる菓子。神戸市内や阪神間にある複数の菓子会社の工場から毎朝、路面店や百貨店内の店舗にルート納品するのが主な業務内容だ。
     この配送業務に就くトラッ クの1台は業務終了後、直接、運送会社には帰還しない。配送が終わった地点近くにある大阪市内の食品製造会社に向かう。小口に出荷できるように、すでに梱包を終えた油揚げなどを、まとめて持って帰るためだ。「お取り寄せ」に代表されるインターネット販売用の油揚げを、運送会社にまで持っていく輸送過程がなぜ必要なのか。
     地場配送の「帰り荷」とも呼べるこの業務を受ける前に、かねてから面識のあったこの食品会社とこんなやり取りをしていたという。
    運送会社:「『お取り寄せ』の出荷にいくらかかるの?」
    食品会社:「宅配業者を使って1個、1000円」
    運送会社:「ウチなら800円で出荷できる。市内回りのトラックが立ち寄れる帰りの時間でよければ、毎日取りに来てやろうか」
    食品会社:「助かる!」

     食品会社にとっては出荷コストが1個当り200円削減できるチャンスだ。すんなり交渉はまとまった。
     実はこの運送会社、宅配業者に出荷する際には600円で出荷。どのみち帰社するトラックが食品会社に立ち寄り、運送会社の敷地内で宅配業者に引き渡すだけで、運送会社には200円の儲けが発生することになる。
     ちなみに、この運送会社は、荷主の菓子メーカーなどから発送代行なども引き受けている。「一律600円」の単価は、毎月発生する発送代行費用約400万円があってこその宅配単価だ。
     別の運送会社は、「運送会社はまるまる200円儲けているわけではなく、作業工程も発生する労務をしっかり提供している。『他人のふんどし…』という指摘には当たらない」として、地場トラックの帰り荷を支持している。 

     
     
     
     
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