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物流ニュース
「グリーン経営認証、今こそ取得しよう」高梨運送 高梨社長
2010年11月5日
高梨運送(神奈川県川崎市)の高梨信広社長はグリーン経営認証について、「ぜひ今こそ取得するべき」と運送事業者に勧めている。
神ト協では会員事業者のグリーン経営認証取得の増加に取り組んでおり、10月14日には取得を考えている事業者の事前勉強会を開催した。ここでも講師を務めた同社長は、自社の取り組み事例を「安全第一の徹底から生まれた環境保全」のタイトルで発表した。
同社は平成12年から、安全第一を目標とした「会社の仕組みを変える」取り組みを開始。社内外の実施教育と荷主・乗務員とのコミュニケーションを図ってきた。
エコドライブ活動は安全、経費削減、環境保全といった効果があり、コスト削減にもつながったという。事故費、車両修理費は、平成16年度から修繕費65%削減、事故対策費92%削減という結果が出ている。エコドライブ実践で安全性とコスト削減が実現されたのだ。
エコドライブ管理などの業務は「ドライバーを適材適所に配置して担当させている」。これが功を奏して、会社全体の士気高揚と業務効率の向上へ発展した。グリーン経営を採り入れたことで従業員の仕事の考え方が変化していったという。
工業用の化学薬品を冷凍車で輸送している同社は、サブエンジン冷凍機が付いているため燃費向上には困難が伴う。だが、エコドライブをはじめ、タイヤ点検やエアフィルター清掃、サブエンジンの定期点検など点検整備を徹底することで「やれば必ず効果がでる」と話す。
さらに、会社近くの河川や営業所周辺の清掃活動など、地域の環境美化活動にも取り組み、環境企業として進化している。
◎関連リンク→ 交通エコロジー・モビリティ財団この記事へのコメント
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