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    サンリツ 国際物流を拡大 未開拓地のマーケット調査を推進

    2011年1月14日

     
     
     

     東証一部上場の物流企業・サンリツ(三浦康英社長、=写真)の女子卓球部が、昨年12月11日に千葉県浦安市で開催された「内閣総理大臣杯」で惜しくも準決勝で敗れ、3位となった。
     同社卓球部の創設は1979年。同社の三浦正英会長は日本卓球リーグ実業団連盟の会長も務める。同部は09年から導入されたゴールド(レンタル)制で福原愛選手を迎え、前・後期と通年でリーグ優勝を達成。昨年は前期リーグ5位、後期は2位の好成績を収めた。三浦社長は「若手人材確保の目的も兼ねて卓球部を創設した。真面目で優秀な人材が集まり、現在の幹部にも卓球部出身者が数多く存在する」と話す。


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     昨年11月に発表した第2四半期連結業績は、売上高が78億2000万円(前年同期比21.1%増)、営業利益2億8700万円(同212.7%増)、経常利益2億6900万円(同268.6%増)と増加したが、純利益は12億7800万円のマイナス計上。同社長は「新興国向けの輸出が増え、計画値を上回って推移している。経常利益も上方修正した。
     しかし、土地価額が大幅に下落した事業所などで減損を実施し、特別損失として約14億円を計上したため純利益がマイナスになった」と説明する。通期の業績予想は売上高が162億円。
     事業戦略について同社長は、「国際物流のさらなる拡大が課題。国内生産は良くないが輸出貨物は動いている」。昨年3月には米国・ロサンゼルスに現地法人を立ち上げた。「中国・米国・日本のパイプを太くする。アジア圏の物流をコントロールするのはメーカーやフォワーダーの本社がある米国。コントロールセンター的な意味がある大元で情報を仕入れ、アジアでの物流の決定権を持つ本社にすぐにアプローチを掛け、交渉に入れる」という。
     「貨物を取りに行って日本へ送り出し、国内物流もサンリツで引き受ける」。さらに、中国国内では子会社の展開にも注力しているという。「中国では沿岸部から内陸へと誘致が進み、鉄道網などのインフラ整備も進んでいる。勢いは続くだろう」と推測する。
     日本国内の動きでは、東京・八王子市に新拠点として物流センターを建築中。新事業として、ダンボール材を利用したペット用品事業も始動した。「流通の壁があり、解決すべきことは残っているが、営業ツールとしても生かせる事業」。
     今後は、「まだ当社が開拓していない国や地域に行って、『自分の目で見る』マーケット調査をしていきたい」と語る。
    ◎関連リンク→ 株式会社サンリツ

     
     
     
     

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