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    リミッター解除が再増加!?ネットに溢れる「助言」に注意

    2011年3月2日

     
     
     

     「スピードリミッターを解除した大型トラックが再び増えている気がする」と話す運送会社の社長が少なくない。本紙でも「Lジョイント」を交換するなどの手口でリミッターを解除するドライバーの姿を取り上げたが、ある関係者は「いまは解除というのではなく、特別な装置を取り付けて、いわばコンピューターを勘違いさせる格好が主流になっているようだ」と指摘する。
     一方、そうした装置の情報がインターネット上に溢れ、なかには売買のやり取りをにおわせる書き込みまで存在している。ジャンルを問わずに回答が得られる「Q&A」のようなサイトをのぞくと、リミッターに関係する内容が意外に多い。


    「○△社製の最新の大型トラックに乗っているが、何とかして時速90kmのリミッターを解除する方法はないか」といった信じがたい質問も寄せられ、「そんなことをしないほうがいいと思うが、信号線を切断して、車速パルスが時速90km以下の信号を送り続ける部品を取り付けることで可能」と違法行為を助言する無責任なネット利用者もいる。
     前出の関係者が指摘していたものと同タイプと思われる装置も掲載されており、説明によると「あらかじめ低めに設定された速度をメーター類が指すことでコンピューターが実際の速度と勘違いし、それによってオーバースピードが可能になる格好」などと記されている。メーター速度と実速度の誤差を補正するLジョイントを交換する手口とは異なるタイプのようだ。
     もっとも、こうした違法行為を真っ向から否定し、「プロのトラック運転者として恥ずかしくないのか」「近いうちにトラックを廃車するつもりなら別だが、いずれ車検で発覚するのは時間の問題」と諭す書き込みも少なくない。
     また、「タコグラフに刻まれた速度を会社の管理者が見た際に、まるで定規で書いたかのように一定の速度が保たれていることを、不審に思われる可能性もある」として、解除行為にブレーキを促すものもあった。
     ある運送会社の社長は「物流の効率化という大義名分によって、それまでと比べて1台当たりの積み込み箇所は増え、出発時間もギリギリまでズレ込むケースが多くなっており、そこから『よーいドン』で中・長距離運行に出る場合は時計を見ながらの運転。連続ハンドル時間や定期的な休息確保など法的な問題も絡んでくるから厄介」と説明する。
     こうした事情が、ドライバーをリミッター解除へと向かわせる一因になっている可能性は否定できない。ただ、厳しい現場事情を社会に理解させる手段が、違法行為であってはならないことも明らかだ。

     
     
     
     
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