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物流ニュース
引越専 売上高300億円めざす
2011年3月17日
全国引越専門協組連合会(山野英二会長=写真)は2月25日、4月から2か年計画でスタートする「第9次経営計画」と11年度の事業計画を発表した。
第9次経営計画は「引越革新 感動と歓心で繋ぐ地域の〝絆〟」を統一テーマに掲げ(1)営業力強化(2)CSR推進(3)高品質維持──を柱に事業を展開。「競争に打ち勝つ経営力強化と新しい事業への挑戦」を進め、12年度の組織売り上げ300億円をめざす。
新経営計画の下、11年度は個人顧客獲得に向けた営業力強化に力を入れる。インターネットを利用した引越受注を促進するほか、消費者ニーズに合わせた商品・サービスの開発、販売を行う。特に団塊の世代を中心とする「アクティブシニア」をターゲットに新商品を拡販するほか、引越時に排出される廃棄物回収サービスの提供や「不要家具・家電品のリサイクル」事業を検討するという。
CSR面では「リスクマネジメント体制」をさらに強化しながら「ハトのマークのグリーンエコプロジェクト」「社会貢献活動」を推進。高品質の維持として「教育研修体制の強化」「引越作業品質の向上」に加え、既に関東ブロックで導入している「センター評価制度」を全国に拡大し、それぞれの地域で現場品質(作業・見積)強化を図る。
引越専連合会の10年度(10年1ー12月)の組織売上高は268億3600万円(前期比6.7%減)。第8次経営計画による同年度の売り上げ目標は315億円で目標達成率は82.5%だった。
同日開催された記者会見で山野会長は「厳しい経済環境の中、会員の取引先は法人の占める割合が8割。非常に厳しい戦いを強いられた」と感想。「第9次では身の丈にあった目標を設定した。達成に向け頑張りたい」と述べた。
◎関連リンク→ 全国引越専門協同組合連合会この記事へのコメント
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