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    弘和通商 Web通販向け「物流一括受託」で躍進

    2011年7月1日

     
     
     

     弘和通商(長谷川朋弘社長、札幌市東区)はレンタル冷凍庫「パーマフロストF–1」と、「Web通販向け物流一括受託事業」が好調に推移している。両事業は道内では類似するサービスが少ないユニークな内容。口コミを中心に顧客が増加している。


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     パーマフロストF–1は昨年6月にサービスを開始。同社の本社敷地内にある物流センターに、365日24時間入出庫フリーのレンタル冷凍庫を併設。総面積は100坪で、31の個室を用意。マイナス25度C~30度Cに対応する。セキュリティカード、防犯カメラ、温度記録・監視システムなどを完備し、安全面と温度管理の面でも万全の体制を敷いている。また、顧客が必要とする広さ、期間のレンタルが可能で、 基本料金、敷金、管理費もかからない。搬入出には乗用車から大型トラックまで対応できるスペースを確保している。
     開始から1年が経過し、現在は道内の有名菓子メーカーが使用するなど、「順調に取引先が増えてきている」という。冷凍倉庫の小口需要が今後も増えてくると見込んでおり、長谷川社長は「これから花が咲きそうな感触がある」と大きな手ごたえをつかんでいる。
     また、Web通販物流事業は発注から、ピッキング、アソート、保管、梱包、伝票発行、発送などの物流業務を一括して引き受けるもの。必要な業務のみの受託も可能。道内には「ネット販売を手掛ける小規模事業者が多い」ことから、これらの物流アウトソーシングの需要を取り込んだ。
     Web通販は「一定の規模を超えて成熟してくると、物流加工、発送など自分たちでは手が回らなくなってくる」ため、物流にかかる効率が悪化し、単価も上昇してしまうことがあった。同社が物流を一括受託することで、物流効率化と物流費の低減につなげる。「当社を物流拠点と位置づけ、全国への発送の基地にしてもらいたい」としている。
     両事業の強みは立地にもある。札幌市の中心から車で約10分、高速道路のICまで約5分、丘珠空港まで約5分、千歳空港まで約35分など交通アクセスに優れている。「これだけの立地で、物流施設・機能を備えているのが大きな武器」と説明する。
     両事業とも顧客の多くは小口だが、同社にとっても荷主の売り上げ比率を分散させることで、リスク回避につながるメリットもある。

     
     
     
     

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