国交省は７月１２日、１０年度宅配便等取扱実績をまとめた。取扱個数は３２億１９８３万個（前年度比２.６％増）で、３年ぶりの前年度比増加となった。内訳は、トラック運送３１億９３２９万個（同２.８％増）、航空等利用運送が２６５４万個（同９.０％減）。

　便名ごとのシェアは、トラック運送が上位６便で全体の９９.５％、「宅急便」「飛脚宅配便」「ゆうパック」の上位３便で９０.５％を占めた。航空等利用運送では「飛脚航空便」「宅急便タイムサービス」「スーパーペリカン便」の上位３便で６８.９％。
　宅配便（トラック）の取扱個数は、インターネットなどを利用した通信販売に係る商品開発による需要拡大や、営業努力による新規需要開拓などで前年度を上回った業者もある。航空等利用運送は、大手事業者が宅配便扱いから一般航空貨物扱いに注力したことなどで、昨年度に引き続き荷量が減少。
　メール便取扱冊数は、５２億４２６４万冊（同２.１％増）で、シェアは「ゆうメール」「クロネコメール便」の上位２便で９４.１％。
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