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    兵庫県大気環境部会 NOx・PM全局で環境基準達成

    2011年8月29日

     
     
     

     ディーゼル車の運行規制を審議する兵庫県の環境審議会・大気環境部会(山口克人部会長=大阪大名誉教授)が12日に会合を開き、県と市が設置した自動車排ガス測定局の全局で昨年、二酸化窒素(NO2)と浮遊粒子状物質(SPM)の環境基準を満たしたことが報告された。両物質が全局で基準達成したのは、04年の運行規制条例施行後初めて。
     この日、ディーゼル車運行規制を現状のまま続けるのか否かが同部会に諮問された。10月までに小委員会を重ね、パブリックコメントなども受け付けた後、11月にも答申を出す。


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     環境基準を達成しているにもかかわらず規制を続行するのは、事業者からの理解が得られず、規制解除、もしくは規制縮小も見越されるが、国が設置した自動車排ガス測定局では、いまだに未達成の局があり、また、規制を廃止した後に再び沿道環境が悪化する恐れもあるため、小委員会で慎重に議論する。
     この日開かれた小委員会では、規制を続けた場合や廃止した場合のシミュレーションのやり方や、ピークアウトしたと見られる交通量の今後の数値の予測方法などについて議論した。

     
     
     
     

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