全ト協は８月１１日、東日本大震災時の物流現場を記録したＤＶＤ「『災害物流』への挑戦～岩手県トラック協会の事例」を制作、発表した。
　岩手県が緊急支援物資集積拠点とした産業文化センターに運び込まれた１日平均１００tの支援物資を、市の職員や自衛隊員では捌ききれず、岩ト協に協力を依頼。同ト協は運び込まれる物資の受け入れ、仕分け、小型・中型車で配送する効率的な体制をスピーディに作成、情報管理も県と共有できるシステムを確立するなど、物流管理業務を包括的に担った。

　過去の災害時の記録では写真などの静止画像のみで、今回のように動画で記録したものは初めて。再生時間は６分間で、全国から次々と運び込まれる緊急物資が効率よく捌かれ、発送されていく状況を見ることができる。
　ＤＶＤは10枚ずつ、各ト協を通じ、各都道府県庁、主要市区町村防災担当者へ配布。希望者には個別にも配布する予定。問い合わせは、電話０３（５３２３）７１０９番。
◎関連リンク→　社団法人全日本トラック協会