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    運行管理は「受信主義」 コミュニケーション能力が重要

    2011年10月5日

     
     
     

     運送事業者にとって、配車マンの運行管理能力の影響は大きい。ドライバーへの間違った指示で貨物事故などが起き、荷主の信頼を損ねることもある。特に重要なのがコミュニケーションづくりの機微にあるようだ。


     新たに配車担当者を育成している社長は、コミュニケーション能力の奥深さを実感させるために、こんな話をする。「私は昨日、犬を連れて川に行きました」。それを聞いたドライバー一人ひとりが、どのように受け止めたかを聞いてみるのだ。ある人は小型犬を連れて近くの川に行ったとイメージし、ある人は大型犬を連れて大きな川へ行ったとイメージするなど、人によって受けとめ方が違っていることを実感させる。「配車担当や入出庫管理などは、現場との意思疎通ができないと荷物事故が起きる可能性がある。正確に理解できるように伝える技術が大切」という。
     別の事業者は紙に書いた黒い点を見せて、コミュニケーションの大切さを教えている。小さな黒い点を、ただの丸という人もいればアリという人もおり、人によって答えはまちまちだ。この事業者は食品輸送をしているが「細かな温度管理なども必要なので、指示が伝わっているかどうかは最重要」と話す。
     担当者が「指示を出しただろう」という発信主義ではなく、確かにドライバーに伝わったかという受信主義に徹しているという。「『温度管理は5度』といってもプラス5度もあればマイナス5度もある。指示した内容が正確に理解されないで商品が溶けてしまえば大変なことになる」。

     
     
     
     

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