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    関西上田コールド 直営農園から直送、神戸で野菜市

    2011年12月16日

     
     
     

     関西上田コールド(上田広美社長、神戸市)は今春から、本社のある同市東灘区深江浜で野菜や魚介類などの産直市を始めた。グループ母体の上田コールド(同、島根県出雲市)が運営する直営農場から野菜を直送し、あるいは産地市場から仕入れて、神戸で販売する。


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     「自家農園は、社長の趣味から始まった」。関西上田コールドの上田史朗専務はそう話す。15坪ほどの所有地に5年前、キャベツ、たまねぎ、しし唐などを作り始めた。「自給自足の思いが、初めはあったのでしょう。いまや安全な食べ物は、福島の問題だけではなく、全国的にも影響を与えている」。ここ数年間を振り返りながら上田専務が話す。
     自家農園は島根の本社から数キロ県内に12か所、敷地面積にして約3000坪にまで拡大した。十数種類もの野菜を栽培している。乾燥室も用意され、物流事業用に使う倉庫の一部も自家栽培の野菜の保管に転用している。
     11月5〜6日、深江浜で産直市が開催された。月に2回、第1、第3の週末に実施している。店頭に並んでいたのはいずれも、前日採れたばかりの新鮮なもの。あいにくの雨のなか、近隣の住人らが店頭に並んだ野菜や海産物などを買い求めていった。
     販売事業に取り組んでいる同社の安食直樹さんは、「販売する立場からも改めて元気な野菜が大事と感じている」と話していた。

     
     
     
     

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