佐川留学生奨学財団は１１月２６日、ホテル日航プリンセス京都（京都市下京区）で佐川奨学生採用証書授与式を開催。
　東南アジア諸国からの私費留学生に援助を行うことを目的としているもので、第２６期の奨学生１６人に栗和田榮一理事長から採用証書が授与された。

　同理事長は来賓、役員に対して「皆さんの力強い支援のおかげで、設立から25周年を迎えることができた」と感謝の意を伝え、奨学生には「志を高く持ち、人生の目標の達成に向け、着実に歩んでいかれることを望む」と激励。
　今期は９３大学から１１３人の応募があった。奨学生を代表して、テオ・シューインさん（マレーシア）が「貴重なご支援と温かいお気持ちを頂き、誠にありがとうございます。夢を必ず実現するため、これからも研究に励みます」と謝辞を述べた。また、第24期の奨学生で、３月の大震災に福島市で被災したレー・タン・ティン・ブーさん（福島大学大学院）が「震災を乗り越えて」をテーマに、当時の緊迫した様子や留学生ならではの苦労などを生々しく伝えた。
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