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物流ニュース
JL北海道地域本部 大規模引っ越しを受託
2012年3月27日
JL北海道地域本部(戸田和男本部長)の引越部会(栗栖茂栄部会長)は、社会福祉施設の大規模な引っ越しを受託し、2月1日から8日にかけて作業を行った。中小の運送会社が単独では行うことができない大型案件を、連携と相互扶助という協組の強みを生かして顧客ニーズに応えた。
社会福祉法人北海道社会福祉事業団(吉田洋一理事長、札幌市中央区)が運営する「知的障がい児(者)施設・太陽の園」(伊達市)の新築移転に伴うもので、入居者が約200人、建物面積が約1万4600平方mという大型の引っ越し。
同園は当初、ネームバリューのある引越大手に依頼したものの、都市圏から遠く、規模が大きい厳冬の中の案件という悪条件のため、「人が集められない」と折り合いがつかなかった。そこで地元の伊達運輸(伊藤達雄社長、伊達市)に「ダメもと」で話を持ち込まれた。JLメンバーの同社は、JLの組織力を生かせば、受託の可能性があると判断し、引越部会の仲間の協力のもと数度の見積もりを重ねて引き受けた。
作業は、伊達運輸がリーダーとなり、ブラザー輸送(工藤廣社長、札幌市東区)、対馬運輸(栗栖茂栄社長、美唄市)、北海小型運輸(高野徹社長、旭川市)、富良野通運(藤田均社長、富良野市)の各社が行った。
同地域本部の伊良原健事務局長は「組合員が協力し、ここまでの大型案件を受託したのは今回が初めて。見積もりや養生だけでもかなりの労力がかかったが、まさに協組の強みを生かした格好。地元の大きな仕事を地元の運送会社が引き受けることができたことも良かった」と説明。「太陽の園の担当者は『中小の運送会社なので出来るとは思っていなかったが、JLのネットワークは凄いですね』と驚いていた。各社が置かれている環境や持っているノウハウは異なるが、仲間同士でフォローし合い、協力しながら成功につなげ、今後もこのような実績を積んでいきたい」と話している。
◎関連リンク→ 日本ローカルネットワークシステム協同組合連合会北海道地域本部この記事へのコメント
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