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    深刻なドライバー不足 募集諦めトラック売却

    2012年4月13日

     
     
     

     ドライバー不足が運送事業経営にも大きく影響してきている。運送事業者の会合でも人手不足の話は尽きず、ドライバーの紹介、求人募集と様々な手を使っても確保できないという。
     ドライバー不足がいつまでも続けば人手不足で倒産という事業者が出てもおかしくはない状況だ。これを裏付けるかのように、トラックの販売台数も10年前と比較して半分程度と、車両数も大幅に減少しているようだ。


     大阪府堺市で鋼材・雑貨輸送を手掛ける運送会社では、ドライバーが確保できないことから、2月に大型車など3台を売却したという。同社社長は「償却が終了し、ようやく稼いでもらうための車両だったが、昨年10月ごろからドライバーが不足し、一部車両を止めていた。しかし、償却のあるトラックを止めることもできず、ドライバーを交代させて乗務させていた。ドライバーが集まらないことから、償却の終わった車両を売却した」と話す。トラックを止めていても、使わなければ税金・保険などの経費がかかる。さらに乗らなければ車両も傷むことから、仕方なく売却したようだ。
     同じく堺市のトレーラなど大型車両で輸送を行う会社でも、ドライバーが昨秋に相次いで退職したことから、償却のないトレーラヘッドを売却。社長も「特殊貨物輸送であることから、なかなか経験者が見つからず、ドライバーを募集することをあきらめて売却した。他社の傭車を利用するなどして現在は対処しているが、他社でもドライバー不足は深刻で、このままでは運送業界全体が人手不足で大きな影響も出かねない」と語る。

     
     
     
     

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