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    燃料代の一部負担 タイミングを見極める

    2012年5月11日

     
     
     

     「仮に『いまが頂点』ということが確定しているなら、値上がりした燃料費の一部負担を荷主と交渉する用意もできる。ただ、現状ではいつまで値上げが続くかわからないので、中途半端な時期に話を持っていけばヤブヘビになりかねない」と話す広島市の運送社長は、5年ほど前から書き始めたという毎月の「価格ノート」を見せてくれた。


     30台ほどのトラックで、基本的に長距離運行に手を出さない同社は、インタンク設備を持っていない。複数の燃料販社のSSを利用しているが、価格ノートに書き残しているのは、購入量の8割以上を占めているメーンの燃料販社のもの。「魔の平成20年8月」を見るとリッター148円と、業界存亡の危機までささやかれた当時の大変さが甦ってくる。
     公表されている全国的な価格データもあるが、「中小トラック事業者」と「軽油販社」との1円刻みの攻防の現場を垣間見ることができる。「軽油の値段が気になりだした」と社長が話す平成19年1月から始まったノートは87円からスタートしている。その7か月後の10月に3ケタになった軽油価格は、さらに騰勢を増して2か月後の12月には113円となっている。
     そして3ケタで推移していた価格は、同20年4月に「97円」。3月の112円から急降下し、翌5月には再び120円と極端なⅤ字を描いているが、同年3月31日に暫定税率が期限切れとなったことで4月分は本則(15円)のみの課税となったものの、5月1日からは再び32円10銭に戻ってしまったという当時のドタバタ劇が思い出される。
     魔の夏を乗り越え、同年の12月から丸2年間は2ケタ価格で高値安定していたものの、昨年は1年間を通して3ケタ。今年に入っての推移は1月が105円、2月107円、3月118円で、「4月分は7円ほどのアップになると担当の営業マンから聞いている」と社長。ただ「この状況が夏まで続き、その先も読めないという専門家の話を聞くと、いつ取引先に運賃アップを打ち明けるかタイミングに悩んでしまう」とこぼしている。

     
     
     
     
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