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    オーネックスライン 「人材力」で強い会社に

    2012年6月19日

     
     
     

     オーネックスライン(大屋和雄社長、神奈川県厚木市)はドライバーが各種資格を取得するなど「人材力」を高めることで企業の強みを築いてきた。人材に対する投資が今、多くの荷主からの信頼につながっている。


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     メーカー直接の仕事が多い同社。「お客さんの手が届かないところまで手を届かせる」と話す新名忠義・取締役統括部長と西山辰雄・統括部長代理兼厚木営業所長。
     Gマークとグリーン経営認証を取得している同社が、人材に対する取り組みを強化したのはリーマン・ショックがきっかけだったという。当時、物量が激減し多くの運送事業者が影響を受けたが、同社も例外ではなかった。新たな方向を切り開くために、会社負担で従業員に資格取得を進めていった。その後も大震災直後に稼働率が70%まで下がる事態も経験したが、投資してきた人材の力で乗り越えてきた。「いつ、どんな仕事の依頼が来ても対応できるための資格・免許を必ず持たせている」という。
     従業員の資格・免許取得状況は、フォークリフトは全員が取得しており、ユニック、玉掛け、天井クレーン、危険物など幅広い。他に運行管理者、整備管理者をはじめ、はい作業主任者、積み下ろし作業指導者、危険物取り扱い(丙種)、交通労働災害防止担当管理者、ガス溶接、あと施工アンカー、高所作業などだ。
     資格だけでなく、技術力も荷主から評価されている。同社は平ボディー車を主力にしているが、新名氏は「平ボディー車は運送業では唯一、運賃交渉ができる仕事」と、同社でしかできない輸送がある、という自信をもっている。平ボディー車だからこそ、荷主もドライバーの能力を客観的に評価しやすい。長年の人材育成の結果、「オーネックスラインならば大丈夫」という評価が定まってきた。荷主が別の荷主を紹介してくれることも多い。
     ドライバーの給与体系や退職金制度など、待遇面も充実させている。「先行きに不安がある会社に人は来ない」からだ。人材に投資しても「しっかりした人材でやっていけば利益は出る」。その利益をドライバーに還元していくことで、顧客も会社も従業員も潤う好循環が出来あがってきた。
     その結果、「皆が真剣に仕事に取り組んでいる」という。ドライバーの仕事内容も大きく変わったが給料は増えた。まさに人材で仕事を広げてきたといえる。
    ◎関連リンク→ 株式会社 オーネックスライン

     
     
     
     

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