神戸市は９月２６日、航空貨物などの物流拠点となっている同市東灘区の「航空貨物上屋」（六甲アイランド）の屋上約２.４ヘクタールで、太陽光発電を行う発電事業者を募集すると発表。屋上の使用料金を徴収することで公有財産を有効活用するとともに、再生可能エネルギーの普及を後押しする狙いがある。

　発表によると、同上屋で発電される規模は１メガワット以上を想定。来年７月頃から発電を開始するものとする。今月中旬から事業者を募集する要項を公表し、選定委員会が事業者を決定する。
　同上屋は航空貨物を扱うなど、物流事業者が現地事務所などを多く構える。同市は、北区にある森林植物園脇の私有地約１.８ヘクタールにも同様の募集をする予定。市有地や市所有の建物の屋上などに今後、同様の募集をしていく予定という。