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    タイ物流大手・Pioneer AECで重要性さらに増す

    2012年10月25日

     
     
     

     17の子会社・総従業員1000人を抱えるタイの物流大手Pioneerグループ。航空貨物輸送や海上コンテナ輸送など多モードを駆使した総合物流サービスを強みとしている。
     航空輸送を扱うPioneer Air Cargo営業主任のティラショート・ラタナトライポップ氏は、アジア経済共同体(AEC)がスタートする2015年以降に大きな期待を寄せる。


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     「昔は、ヨーロッパやアメリカへの食品流通が多かったが、今は中国や日本、アフリカへの流通量が増えている。AEC開始でASEAN内外の流通量はさらに増え、タイの役割もますます大きくなるだろう」と同氏は話す。
     カンボジアやマレーシア、ラオスなどの発展途上国に輸送する場合、「飛行機のフライトが少ない」「トラックが小さい」などの問題がある。インフラが未発達な地域への輸送には、タイが中間に入った方が効率がよい。
     タイからベトナムまでだった高速道路は今年、中国まで延び、トラック輸送がさらに便利になった。
     「現在、国内体制は磐石で、海外に進出してもやれるだけの力はあると考えている。グループの具体的な方針は決まっていないが、進出するならタイ100%出資ではなく、相手国とパートナーシップを組みたい」と意欲満々だ。

     
     
     
     

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