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    鈴与 物流2社は増収増益

    2012年12月25日

     
     
     

     鈴与グループ中核6社は11月26日、2012年8月期の決算発表会見を開いた。6社は鈴与(鈴木与平社長、静岡市清水区)、鈴与商事(脇本省吾社長、同)、鈴与建設(相澤隆社長、同)、鈴与自動車運送(堀川安久社長、同)、鈴与エネルギー(入谷孝裕社長、東京都千代田区)、鈴与マテリアル(扇直人社長、静岡市清水区)。
     このうち、物流部門を担う鈴与と鈴与自動車運送の2社は、清水港のコンテナ取扱量が前年を上回ったほか、新規顧客の開拓などが奏功し増収増益を確保した。グループ全体でも石油事業再編前と比較し、6社全てが増収となった。


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     鈴与は売上高884億3600万円(前期比8.5%増)、経常利益26億5400万円(同0.5%増)。国内物流事業では、生産性を意識した積極的な営業活動を行い、主要顧客の取り扱いを増加させたほか、リース事業で前年実績を上回る新規契約を獲得した。静岡市清水区・日の出地区の商業施設の売却に伴う売却損失のほか、固定資産の減損処理や保有有価証券の評価損を計上したため、純利益は2億3800万円(122.1%増)にとどまった。
     2013年8月期は、新東名高速道路や新興津第二バースを利用した清水港への貨物誘致や海外拠点の機能拡充を図り、売上高941億3300万円(6.4%増)、経常利益29億3200万円(10.4%増)を見込む。
     鈴与自動車運送は売上高76億5200万円(前期比4.9%増)、経常利益1億3400万円(27.1%増)、純利益6500万円(11.5%増)。売上高の約7割を占める海上コンテナ輸送では、家電関係をはじめとする輸入コンテナが増えたほか、バルク事業でも食油輸送が堅調に推移した。
     2013年8月期は本社社屋の建て替えを計画。売上高78億2200万円(前期比2.2%増)、経常利益2億6400万円(96.6%増)を見込む。
     会見で鈴与の早川巌副社長は、中核会社である同社の売上高が1990年の鈴与商事の分社化以降、過去最高を計上したことを明らかにし、「新しい分野に積極的に切り込んで環境の変化に柔軟に対応したい」と述べた。
    ◎関連リンク→ 鈴与株式会社

     
     
     
     

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