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    新聞協同運輸 「ブランド豚」目指し、三輪社長が講演

    2013年3月12日

     
     
     

     新聞協同運輸(北海道上川郡)の三輪一典社長は2月14日、道庁主催の「環境・エネルギービジネスセミナー」で講演した。道内のバイオマスや再生可能エネルギーに関する先進的な取り組みを発表するもので、三輪社長は道庁が進める「地産地消型食の循環システム構築事業」の実施事業者として、「未利用食品資源を活用した飼料による安心・安全な豚肉ブランドへの取り組み〜食の循環システムモデル構築に向けた調査・検討」と題して事業の内容を発表した。


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     同社は、特許を取得した有胞子性乳酸菌や静菌剤を使用し、食品廃棄物を原材料とした家畜飼料を独自に開発。これを使用することで、「肉質の良い高付加価値の豚肉(ライラックポーク)」と、「飼料効率の良い安価な豚肉(乳麹豚)」を飼育し、ブランド豚としての流通を目指している。
     三輪社長は「運送会社を経営しているが、バイオ事業に進出しブランド豚を作ろうとしている。よく奇人変人と言われ、社内でも変な目で見られている」と自己紹介し、取り組み内容を紹介した。
     肉質評価試験や試食による官能試験の結果、肉質や脂身の質、食味など多くの項目で高い評価を得られたと報告し、「高付加価値の豚肉の生産・流通を事業化する場合、1日あたり、食品残渣を20トン集めることができれば黒字化する。月間100頭規模の事業なら採算が取れる可能性があり、地域の未利用資源を活用した特産品づくりとして全道各地で応用ができると考えている」と説明した。
     また、2月17日、テレビ北海道の人気経済番組「けいざいナビ北海道」で、同社の「ブランド豚」づくりを目指す取り組みが特集された。同社の研究開発施設や、ライラックポークや乳麹豚の試食会の様子が紹介された。

     
     
     
     

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