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物流ニュース
ETCカードの管理体制徹底を 不一致告げる工夫
2013年7月30日
トラック運送事業者など高速道路のヘビーユーザーが一般的に活用するETCコーポレートカード。大口需要家ゆえの特別な割引を享受できる半面、登録車両の入れ替えなどの特別な場合を除いてカードに表示された車両以外が使えないことは周知の通り。仮にエラーがあれば、その利用分について特別割引が適用されないだけでなく、利用約款に基づいて割引停止などのペナルティーが待ち受けることもある。
「口酸っぱく現場で指導しているが、人材不足で複数台のトラックを一人のドライバーが掛け持ちで運転するケースも増えている」と話す広島県福山市のトラック経営者。「その一方で、盗難事故などに遭わないようにカードの差しっ放しを禁止しており、ときたま(カードの差し間違いが)発生してしまう」と打ち明けながら、「車載器の登録情報とカードが一致しない場合、ブザーや音声で知らせる機能を盛り込んでほしい。差し込むたびにカードの有効期限や利用料金を音声で知らせることができるなら、技術的に難しくはないはずだ」と、道路会社側にもヒューマンエラーを未然に防止するための協力を求める。
事情に詳しい関係者によれば「コーポレートカードに書かれた車番のトラックの車載器に、クレジット系などのETCカードを差し込んで走ることもあるわけで、登録したカードでなければブザーを鳴らすということもできない。一切の工夫が不可能とは思わないが、まずは大口・多頻度の特別料金を受けているという立場を認識して、管理体制を徹底してもらいたい」と話している。この記事へのコメント
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