【千葉】荒木トラック運送（千葉市）の石月知明社長は、瀧澤学園の新学科「物流ビジネス科」の講師として毎週月曜、「交通インフラ論」の授業を担当する。

同学科の入学式が４月１１日に行われ、アジア各国から６人の生徒が入学。

同学科では物流における基礎知識や歴史、運行管理など、物流を専門的に学べるほか、ＩＴスキル、英語やセールスマナーなど、総合的にカリキュラムが組まれている。同月２４日には、石月社長による２回目の授業が行われた。

「授業の内容はすべて手作り。言葉の壁はまだ感じるが、生徒は積極的に授業に参加してくれている」と石月社長。社会人の基本であるあいさつの仕方をはじめ、配布された資料を元に、運送業界の歴史と未来について解説した。

さらに生徒らは、自身の出身国と日本の道路状況の比較や、日本の免許証の仕組み、働き方改革などについて学んだ。日本語と英語を交えながら進められ、授業中、生徒らは積極的に質問をし、熱心に授業を聞いていた。

授業を受けた生徒からは、「分からないことは簡単な日本語や、別の方法で教えてくれるので楽しい」「これから新しいことを勉強していくことが楽しみ」などという感想が聞かれた。