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物流ニュース
ドラEVER担当者に聞く 求人応募状況と求職者が求める条件
2023年8月17日
2024年問題が目前に迫る中、トラックドライバーの求人に対する応募状況と求職者が企業に求める雇用条件などについて、ドラEVER(岡野照彦社長、東京都港区)制作部の小川大樹シニアマネージャーに話を聞いた。
応募状況について、小川氏は「昨年の4月あたりに応募がかなり増えていたが、今年の2月頃から、全体的に応募が集まりづらく、低迷している状況が続いており、アフターコロナの時期から厳しくなってきている」という。
アフターコロナで応募が減ってきている状況を改善するために、同社では4月から、求人サイトに動画のTikTok(ティックトック)を導入する取り組みを本格的に開始。YouTubeに比べて100倍以上の流入が得られている。
「TikTokが今、求人で凄い反響を生んでいる」とし、「YouTubeの動画を3~4か月公開しても、再生回数は1000回に満たなかったが、TikTokは100万回再生されており、ユーザーの関心がTikTokに集まっている」としている。
同社のサイトを通じて掲載されたTikTokの動画の中で、最も多くの再生回数をたたき出したのが、運送会社の女性社長が出演した動画で、150万回も再生されており、ドライバーの応募につながっている。
企業に求める雇用条件については、「『寮・社宅あり』の希望者が一番多い状況は変わらない。最近は30万円から35万円と求める給料帯が下がってきているが、休みや労働時間などの職場環境を重視する人が増えた」と話す。
「やる気あれば稼げます」というコピーがウケなくなっている。同社が求職者の動きをリサーチしたところ、トラックからタクシーに流れている人が多いということが判明。運送にいた人が旅客に持って行かれている状況だという。
◎関連リンク→ 株式会社ドラEVER
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