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    「おもてなし」の強要とCSR 現場と本社「結局同じ」

    2013年12月2日

     
     
     

     荷主や物流会社の本社から送られてくる形式的な文書と、その従業員が取り仕切る物流現場で交わされるコミュニケーションとの落差。それに気づいたドライバー兼管理者A氏の話だ。
     「最近は現場で〝おもてなし〟と表現されている」。A氏が専属で仕事をしている大手メーカーの物流子会社の現場。日々顔を合わせる間柄の現場従業員から「たまにはおもてなしがないのか」とせびられるのが、缶コーヒーなどでの「接待」。立場の差を利用するようにニタニタしながらのもてなしの強要だ。


     同じ現場で従来からよくあったのが、出荷商品として扱っているギフト品購入の強要だ。物流センターに返品されてきたギフト商品で、メーカーから破棄する承諾を受けた商品は、物流センター現場社員が分け合う。さらに残ったものはA氏らに「500円でいい。安いでしょ」と購入を迫る。
     一方、物流会社を統括する親会社の「CSR推進室」から送られてくるのは、「取引先各位」と書かれたアンケート。物品購入の強要など、立場を利用した強要行為がないかどうか、「社会的責任」が問われる企業の責務との立場から送られてくるもの。
     もっとも、送り方はEメールを用いたもので、A氏はアンケート回答者の痕跡が何らかの形で残ってしまうことを懸念する。不用意にありのままをアンケートに記載しようものなら、現場での仕返しが考えられるからだ。
     A氏は、「企業はCSRをいかに推進しても変わろうという動機がなければ変わるものではない。現場でのコミュニケーションと本社の落差があると思っていたが結局、同類ということだ」と話している。

     
     
     
     
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