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物流ニュース
トラックやりたいが・・・悩むダンプ事業の社長
2013年12月4日
兵庫県の北部エリアで父親が始めたダンプ稼業を受け継いだ30歳代後半の社長。現在の保有車両は5台に満たない状態になっているものの、増車には前向き。ただ、「トラックを始めてみたい」と関心は新しいジャンルに向かっている様子。
県北地方ということで往路の荷物が少ない事情はあるが、「うまい具合に仕事を紹介してもらえそうで…」。片道150kmほどの距離で運賃は3万円弱。そうなると気になるのは好都合な帰り荷の確保だが、これが難しいのも地域性。「個建てという運賃の決め方で、少量の荷物ならあった」というが、聞けば2万円に届かないレベルだったらしい。
常用(昼間の8時間稼働)と呼ばれるダンプの運賃も、以前に比べれば安くなったという。「一時のことを思えば、最近は大阪や和歌山方面などで動きが活発化しているが、いつまで忙しさが続くか分からないし、将来的にはトラックをやりたい」と話している。だが、「常用で4万円ちょっと」というダンプの現状が悪く思えないトラックの異常ぶりに驚きを隠せない様子だ。
一連の話を聞いた岡山県のトラック運送経営者は「やめておいたほうが無難」と忠告。グループ会社でダンプ事業も手掛けるだけに双方の内容に詳しいが、「運賃が4万円ちょっとということだから、恐らくアスファルトなんかを運んでいると思う。普通は3万5000円前後じゃないか。運賃の問題もあるが、昼間の稼働が基本のダンプと同じように考えているのなら、とてもトラックの労務管理はできない」と話す。この記事へのコメント
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