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物流ニュース
軽油価格に事業者悲鳴 北海道で値上がり幅拡大
2013年12月19日
雑貨を運ぶ小樽市の運送事業者は「軽油が高くなり頭が痛い。昨年、一昨年は110円台になることが少なかったが、今年は110円を下回ることがない」と嘆く。「燃料サーチャージに理解を示してくれる荷主はゼロで、話せるところから個別に運賃の値上げ交渉を行っているものの、感触は良くない」とあきらめ顔だ。
同社によると、今年は1月からリッターあたり110円台前半で推移していたが、8月から110円台後半に入り、今では120円が目前になってきたという。価格を聞くと「9月は116.4円、10月は119.1円」と説明する。同社は協組を通じて軽油を購入しており、「ボリュームディスカウントが効いて、周りの運送会社よりも安く買えているはずだ」としているが、9月は昨年比9.0円、一昨年比14.9円もの値上がりとなっている。10月は昨年比11.7円、一昨年比17.6円の値上がり。「今年度当初も軽油価格は高止まりしていたものの、昨年度や一昨年度と比べ同水準だったため、それほど負担はなかった」と話す。年度当初の価格を聞くと、「4月は114.4円、5月は112.0円、6月は112.3円」で9月、10月の状況とは大きな違いとなっている。
同事業者は「感覚的に『軽油は100円台』が染み付いていたが、今年は全ての月で110円以上となっており、『軽油は110円台』と意識が変わってきている。来年は『120円台』とならないことを祈るばかりだ」と苦笑いをしている。この記事へのコメント
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