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    運送事業に付加価値を 建築業許可取得、報酬は「工費」

    2013年12月26日

     
     
     

     近年、運送事業者各社には付加価値の高い物流サービスが求められるようになっているが、関西のI運送では10月から建築資材の加工、預かり、運搬、据え付けの仕事を行っている。建築業の許可を取り、運転者には溶接の資格を取得させ、仕事の準備を整えてきた。仕事の報酬は運賃という形ではなく、工事の請負金額。同社社長は、「自社で荷物を作って運べるのがいい。新しいことに取り組んでいかなければ生き残れない」と話している。
     今回の仕事は、得意先に大きな工事物件の注文が入ってきて対応に困り、昨年10月に同社に声をかけてきたのがきっかけ。同社は床材の運搬・搬入工事を行っていた経験があり、仕事を引き受けることを決断した。


     扱う建築資材は建物の基礎部分に使われる架台。同社では、鋼材を加工して架台の作成を行っており、たまたま溶接技術の資格を持っていた運転者の協力を得ながら加工作業に従事。ほかの運転者にも溶接の資格を取らせ、作業を効率化させている。
     会社として、とび・土工工事業の許可を取得。この許可があれば500万円以上の仕事が受けられるというが、今回は4000万円を超える仕事で、この請負金額に対応できる建築業の許可を持っているところが見当たらなかったため、同社が元請けという形で受注し、建築業の協力会社とともに仕事を進めている。
     工事は10月から来年3月にかけて行われるが、用意する架台は2400台。通常は1000台程度で済むが、規模が大きく得意先が対応に困っていた。同社では、架台の製作が自社では間に合わないため鉄工所に外注して作らせている。通常、架台は現場で作るものだが、同社は事前に作り置きし、保管・運搬を行っている。
     現在、中・長距離の運送では、空車で帰って作業に従事するケースも少なくないという。同社社長は、「一体、何屋さんかわからない状態。しかし、運送業という既成概念にとらわれず、新しいことに取り組んでいかなければ、これからの展望が見えてこない」と話しており、新たな事業の展開に手ごたえを感じていた。

     
     
     
     

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