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物流ニュース
突然の雪、対策は?チェーン装着できないドライバー増加
2013年12月5日
冬本番を目前に、神奈川県のあるトラックタイヤ販売店では「最近はトラックのスタッドレスタイヤ装着の仕事が増えた」と話している。その背景には「タイヤチェーン装着ができないドライバーが増えている」と指摘する。
昨冬、関東では交通機関が混乱した。雪に慣れている地域と違って、数日で雪が溶けてしまうような関東では、チェーンでやり過ごすということも多かった。しかし、最近では「トラックに乗るプロドライバーでもチェーン装着ができず、スタッドレスでないと行けませんと会社に要望することも多い」という状況。
大手運送事業者であればチェーン装着の講習なども可能だが、中小事業者では講習をしないこともある。このタイヤ販売店によると、中小事業者で「社長が『当社はチェーンを持たせているから雪道も大丈夫』と思っていても、実はドライバーは装着できないということもあり、いざ雪が降ったときにトラブルになる」という。
同販売店によると、「昨年の冬、突然の雪に見舞われた神奈川県で、山のなくなったミックスタイヤで雪の積もった坂道で立ち往生していたトラックがあった。荷を積んでいると山が減ったタイヤでも、加重でそこそこ走れてしまうので、そのまま坂道に行ったりするとスリップしてしまう」と話す。
さらに、「スタッドレスタイヤも万全ではないので、過信することなく雪道の走行を研修することも大切だ」という。この記事へのコメント
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