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    鳴海急送 倉本氏「ドラコンは試される場所」

    2014年1月29日

     
     
     

     ドラコンは運送業界に身を置く者として「自分が試されている場所」。そう話すのは、10月26、27日に茨城県で開催された、第45回全国トラックドライバー・コンテストの4トン部門で優勝、警察庁長官賞•全ト協会長賞、国土交通大臣賞を受賞した鳴海急送(酒井誠社長、愛知県大府市)の倉本健一氏。昨年4位の雪辱を見事に果たした。
     今年は、各都道府県ト協の地区大会を勝ち抜いた精鋭131人(うち女性17人)が参加。倉本氏が制した4トン部門は、最多エントリーの43人だった。


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     優勝への道のりは、「決して順風満帆ではなかった」という。鳴海急送に入社して2年目から県大会に出場していたが、「初めは何も出来なかった。点検しても不具合箇所が分からず、時間もオーバーしていた」と当時を振り返る。その後、持ち前の努力と探究心で技術が向上し、昨年は県大会優勝、全国大会4位という結果に結びつけた。
     しかし、倉本氏は「全国大会の上位を独占しているのは、大手の企業ばかりだったので、自分にチャンスがあるなら、中小企業の代表として何とか優勝したいと思った。会社の規模は違うが、競技で戦うのは人間対人間」と今年の大会への大きなモチベーションになったという。
     全国大会に出場できるのは2回までという制限があり、文字通り「負けられない戦い」。今年に入り、ハイレベルの県大会を連覇して、全国大会へのチケットを手中に収めた。
     そして、全国大会。意外にも初日を終えた時点で、優勝を諦めたという。「自己採点では納得出来るものではなかった」と話す。心機一転、2日目は自分の持てる力を存分に発揮し、結果を待った。「5位が呼ばれ、4位が呼ばれて、自分の名前がなかったので当然、優勝は考えていなかった」と語るが、最後に呼ばれたのが倉本氏だった。
     結果は2位に5点差をつけての976点。「素直に嬉しかった。でも、あと4点あれば総合優勝で内閣総理大臣賞も手に届いた」と悔しさもにじませた。同社の酒井社長も自分のことのように祝福してくれたという。
     現在は、三重営業所の所長と同社全体のドライバー教育を兼務している。「プロドライバーとは何かを、運転技術とビジネスマナーの両面から育成していきたい」と意気込みを語る。
    ◎関連リンク→ 鳴海急送株式会社

     
     
     
     

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