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物流ニュース
NEXCO東日本 定例会見で交通事故発生状況など発表
2023年9月7日
東日本高速道路(NEXCO東日本、由木文彦社長、東京都千代田区)は定例会見で、東京湾アクアラインにおけるETC時間帯別料金の実施状況や令和5年上半期交通事故発生状況などについて発表した。
はじめに、年度内に行う中期経営計画の見直しに伴う物流への対応について、由木社長は「物流に関しては、深夜割引料金制度の見直しを行うほか、SA・PAの駐車マスの拡充、W連結トラックの駐車マスの整備を進める」と話した。
続いて、東京湾アクアラインにおけるETC時間帯別料金の社会実験の実施状況について、「ETC時間帯別料金を導入後、激しい交通渋滞が発生している。料金を引き下げた午後8時~同11時台の交通量は約300台増加した」
「時間帯料金がどの程度効いたのか今後さらに分析することが必要」とし、「効果の検証については、東京湾アクアライン交通円滑化対策検討会において取りまとめていく予定で、効果的な料金施策の立案・検討を行う」とした。
このほか、令和5年上半期交通事故発生状況については、「今年起きた死亡事故のうち、特徴的なものとして、故障、あるいは渋滞などで停止している車両に後続から来た車が衝突して、事故、死亡事故になるケースが増えている」
「ゴールデンウィーク明けに東北道で起きた事故では、バスが故障のため走行車線にまたがって停止していたところに後続のトラックが衝突して3人が亡くなった」とし、「昨年に比べて非常に増えてきている傾向」という。
高速道路で車が止まった場合について、同社は「高速道路上で車が止まったら、まずはハザードランプや、三角版等を置いて後続車に合図。それから高速道路の本線上ではなく、ガードレールの外側などに避難して欲しい」と願った。
NEXCO東日本調べの速報値から、死亡事故件数は13件(17人)で、昨年同期比4件(7人)増。死傷事故件数は512件で、昨年同期比10件増。停止車両衝突事故死亡者は5人(3件)で、昨年同期比3人(1件)増。死亡事故全体に占める死亡者割合は29.4%だった。
◎関連リンク→ NEXCO東日本
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