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    後を絶たない放置車両 無保険で走るシャシー

    2014年2月24日

     
     
     

     コンテナが行き交うふ頭では、台切りされたシャシーの放置駐車が後を絶たない。トラクタヘッドの中継のための一時的な駐車もあれば、中にはふ頭の一角を車庫代わりに使用する事業者もいる。こうした放置駐車が海上コンテナ輸送の秩序を乱し、公正な取引を阻害していると指摘されており、解消を図るための取り組みを行っている業界団体もある。しかし、取り締まりの難しさから解消に至っていないのが実情だ。こうした中、放置車両に加え、新たに公正な取引を脅かす事案が浮上している。車検も通さずに無保険状態のままで走行するシャシーの存在だ。
     本牧ふ頭を中心に海上コンテナ輸送を手掛ける神奈川県内の事業者によると、同ふ頭で台切りされたシャシーの放置駐車を目にするのは日常茶飯事だという。一時的に駐車しているケースもあるが、中には車庫として、ふ頭の一角を利用しているケースもある。同社ではシャシーの駐車用として車庫を設けているが、1台につき毎月約2万円の駐車料金がかかっている。


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     まじめに車庫を借りて事業を行っている事業者にとっては不公平感が拭えず、放置車両は大きな問題として取り上げられてきた。しかし、放置車両は後を絶たないのが実情で、「海上コンテナの運賃を上げられない要因の一つになっているのは確か」と、同社社長は憤慨している。
     さらに、放置車両に加えて、新たな問題が浮上している。無保険のシャシーの走行だ。同社長によると、ふ頭では社名の記載のないシャシーも見受けられ、放置駐車のナンバーを追っていくと、車検が切れているはずの登録されていないナンバーもあるという。
     「放置駐車で車庫代が無料になり、おまけに車検切れのシャシーを使っているのであれば経費はほとんどかからない。こんな不公平な土俵では勝負にならない」とこぼしている。
     本牧ふ頭をはじめ、大黒ふ頭や山下ふ頭の車庫の管理などを行っている横浜港海上コンテナ協会(横浜市中区)では、定期的に放置車両を対象としたパトロールを行っている。同協会によると、月間約200台の放置車両を確認しているが、車両のナンバーを行政に知らせることしかできず、それ以上は関与できないという。取り締まる権限もないため、放置駐車を続ける1台の車両を排除するのに約1年間も費やしたケースもあった。パトロールで放置車両が減少傾向にあるとしながらも、後を絶たないと困惑する。
     また、事業者が指摘する無保険車両の走行については、「行政にナンバーを伝えるだけで、それ以上のことは知りえない」として、無保険車両か否かは分からないとしている。

     
     
     
     
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