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物流ニュース
国交省国土幹線道路部会 高速道路料金について議論
2023年10月6日
国交省は10月5日、社会資本整備審議会道路分科会の第57回国土幹線道路部会を開催。東京湾アクアラインの社会実験の報告など、高速道路料金についての議論が行われた。
東京湾アクアラインの社会実験について、休日に上り線で激しい混雑が発生していたことから、ETC時間帯別料金、ロードプライシングを7月22日から令和6年3月31日(予定)までの土日・祝日に実施する。
実験は、千葉から神奈川方面に向かう上り線において、ETC車(全車種)を対象に交通分散を図るため、料金800円(現行)を休日混雑時間帯は1200円に上げて、その後の時間帯を600円に下げた。
7月22日から9月18日までの速報値によると、1200円に上げた午後1時から同8時の交通量が減少し、前後の時間帯に分散。交通量は増加傾向であるが、渋滞による最大損失時間は減少している。
上り線は、1時間あたり交通量が2100台以上となる時間を短縮することで、渋滞の早期解消につながると思われる。実験前と比べて、上り線の午後1時から同8時の時間帯で走行速度の回復が早期化している。このほか、諸外国における時間変動料金やその他のプライシング、さらに各国の高速道路の課金方式(大型車)が定額から対距離制へ移行している国が多くなっているなど、諸外国における道路課金について確認した。
◎関連リンク→ 国土交通省
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