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物流ニュース
ライナフと三井住友海上 置き配で協業開始、盗難リスク補償
2023年10月30日
ライナフ(滝沢潔社長=写真右、東京都文京区)は10月24日、三井住友海上火災保険(舩曵真一郎社長、同千代田区)及び三井住友海上エイジェンシー・サービス(月本誠社長、同)と置き配保険(盗難リスク補償)の提供開始を発表した。
宅配需要の増加する中、新しい受け取り方法として「置き配」への期待が高まっている。だが一方で、盗難リスクへの懸念から置き配の利用を敬遠するケースもみられ、「置き配」のさらなる普及には盗難の不安を解消する必要があった。
また、配送時間の短縮や再配達の削減のため、ウォーターサーバーなどを配送している宅配事業者などは「置き配」を望んでいるが、「盗難の補填はしたくない」とする荷主が盗難のリスクを避けるため、「置き配」を許可してくれない場合が多い。
荷主自身が物流を担っているケースを除いて、多くの荷主は「宅配事業者が保証してくれるのであれば『置き配』しても良い」としているが、宅配事業者も荷物の中身の金額がわからないと怖くて補償できない」として、置き配が進んでいない。
こうした置き配の不安を払拭するため、「スマート置き配」を提供するライナフは、三井住友海上と協業して盗難リスクを補償する「置き配保険」を提供することで、利用者の「置き配」に対する不安解消と再配達削減による配送効率の改善を目指す。
ライナフが紹介する「置き配保険(盗難リスク補償)」は、宅配会社が置き配を行った「ECサイトなどを通じて購入した物品」が置き配完了後に盗難された場合、受取人が警察への被害届を出すことを条件に1配送あたり上限1万円が標準的な補償となっている。補償内容は宅配事業者ごとにオーダーメイド設計も可能としている。
◎関連リンク→ 株式会社ライナフ
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