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物流ニュース
エア・ウォーターなど 青果物流通のDX導入推進協議会を設立
2023年12月31日
エア・ウォーター(松林良祐社長、大阪市中央区)は11月16日、グループ企業の北海道エア・ウォーター・アグリ、エア・ウォーター物流、ベジテック、デリカフーズと「青果物流通におけるDX導入推進協議会」を設立し、青果物流通におけるDX導入を推進すると発表した。
11月から2024年3月まで、青果物流通におけるDX導入の推進による効率化、トレーサビリティの実現による付加価値向上を目的とする効果検証を開始する。
具体的には、玉ねぎ、ジャガイモ、カボチャなどを対象として、旭川市、千歳市、東京都足立区、川崎市において、RFID関連設備を導入し、効果検証、結果とりまとめを行う。
青果物の産地である旭川市で北海道エア・ウォーター・アグリが青果物の出荷データ(ロット番号、出荷日時、場所、品目等)をRFIDタグに書き込むとともに、これらの情報を専用共有クラウドに保管し、RFIDタグを出荷物(段ボールや鉄コンテナ)へ貼り付け、首都圏に向けて輸送する。また一部の青果物は、千歳市にあるエア・ウォーター物流の集出荷拠点を経由し、新たな青果物を追加で積み込み、首都圏に配送されるが、この集出荷拠点においても入出荷時にRFIDタグを読み込み、集出荷データを専用共有クラウドに保管する。
最終的には、川崎市にあるベジテック、東京都足立区にあるデリカフーズの集出荷拠点で同様の処理を行い、青果物の集出荷などのデータの連携を図り、これまで手作業で行っていたデータ入力作業の大幅な効率化、省人化を進める。また、サプライチェーンのトレーサビリティを可能とし、迅速に出荷量、生産地などの情報を消費者に対して開示できる環境を整備するとともに、万一の事故品発生時にも迅速な回収、原因究明や改善につなげていく。
◎関連リンク→ エア・ウォーター株式会社
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