-
物流ニュース
天候不順が輸送に影響 出荷量減少「運べないのは本当にショック」
2024年1月25日
昨夏の猛暑と降雨量の減少で農作物が不作となり、物流会社にも影響が出ているという。
地元農家から野菜の輸送を依頼されている大阪府堺市の運送事業者。「夏に雨が少なかったことで、秋口から出荷予定のネギが不作。18年間、一度も途切れなかった輸送依頼が今年はなかった」という。「農家の関係者に聞くと、雨が少なかったため、25mプールに貯まるほどの水道水を毎日野菜に散布したことで大幅な赤字となり、出荷量の減少も相まって運送会社を使っての輸送ができなかったのだとか。長年任されていた野菜が運べないのは本当にショック」と肩を落とす。
長野県の白菜や茨城県のキャベツの輸送を手がける和歌山県の運送事業者も同様。「当社は季節に応じてミカン、柿、ブドウ、メロンなど様々な青果物も輸送しているが、猛暑の影響で、出荷量の減少や出荷遅れで減便になり、売り上げに大きく影響している」と嘆く。
一方、大阪府堺市の別の運送会社は、「日本での野菜不作で輸入野菜の物量が増加している」と話す。天候不順による農作物の不作は、運送事業者にも大きく影響を及ぼしているようだ。
この記事へのコメント
関連記事
-
-
-
-
「物流ニュース」の 月別記事一覧
-
「物流ニュース」の新着記事
-
物流メルマガ