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    超多忙で「あわや」も

    2014年6月13日

     
     
     

     「うちのトラックは大半が平ボディーだが、とにかく昨年の後半から忙しい日々が続いている」と、建設資材や機械品などを運んでいる兵庫県の運送社長。交代要員を確保しようと求人募集を出しても、思うような反応はないようで、「ドライバーに無理をさせているから倒れないか心配だし、集中力が途切れて事故を起こすのも怖い」と手をこまねく。
     ドライバーへの配慮もさることながら、「実は自分も先日、1週間ほど寝込んでしまった」と社長。「積み込みを待たせるだけ待たせた揚げ句、到着の時間指定は一歩も譲ってくれないなど荷主は現場の様子を知ろうとしないし、かといって無茶な要求にこたえようとすればコンプライアンスの面でアウト…そんなストレスが限界に達したのかもしれない」と苦笑する。


     消費増税など特需の要素も加わったことで、3月末にかけて超多忙を極めたトラック事業者が目立ったのは確か。なかには一歩手前で重大事故を防ぐことができたという〝あわや〟を経験した事業者もあるが、大型機械の搬送業務をメーンにしている同社は、「あらためて点呼の大切さを痛感した」(社長)という。
     いつもなら事務所に設置された検知器でアルコールチェックを済ませ、ホワイトボードに書かれた業務内容を確認したうえでトラックに向かうという〝流れ作業〟をこなすのが〝同社方式〟の日常点呼らしいが、その日は少し違った。「どうもドライバーのろれつが怪しいということで、とりあえず病院へ行くように指示。なんと初期の脳梗塞だった」(同)とのことで、「たとえ一言でもいいから、やっぱり点呼で会話を交わさないとダメだね」と自嘲するように話していた。

     
     
     
     

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