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物流ニュース
JILS 物流コスト調査の結果を発表
2014年6月9日
JILSは4月25日、物流コスト調査の2013年度分の結果を発表。2013年8月〜2014年3月にかけ、(1)ミクロ物流コスト(企業物流コスト)(2)ミクロ物流コスト等の動向(定性調査)(3)マクロ物流コスト(4)海外の物流コスト(国際比較)(5)物流コスト削減策の実施状況――について調査。
全業種による「売上高物流コスト比率」の2013年度は4.77%で、前年比では0.05ポイントの微増。近年は5%弱の水準が続いている。一方、米国では7〜10%弱で、13年度は8.41%と倍近い差が開いている。
さらに、日本の売上高物流コストを業種小分類すると、小売りの通販が12.09%で一番高く、次いで製造業の窯業・土石・ガラス・セメントの8.69%、製造の要冷食品8.57%となった。リバース物流の割合は2.67%で、そのうち返品・返送が1.69%、回収が0.74%、廃棄が0.14%、リサイクルが0.10%。全体ではおおむね3~4%で推移し、11年度は4.09%と過去10年で最高値だったが、昨年は3.14%に落ち、今年はさらに0.47ポイント下がった。
日本の物流コスト削減策調査では、混載化や帰り便利用で積載率を向上する策が182社中118社、在庫削減が107社、物流拠点の廃止・統合・新設などの見直しが104社だった。
これらの調査結果報告会を、東京は6月11日、名古屋は同12日、大阪は同13日、福岡は7月3日に実施する。
◎関連リンク→ 公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会この記事へのコメント
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