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物流ニュース
運輸労連 中央委員会であるべき姿目指す「春闘賃上要求は1万5000円中心」
2024年1月31日
全日本運輸産業労働組合連合会(運輸労連、成田幸隆中央執行委員長)は1月24日、「第62回中央委員会」を湯本富士屋ホテル(神奈川県箱根町)で開催した。
開会にあたり、成田中央執行委員長は「物流革新に向けた政策パッケージ」や「トラックGメン」等の行政の取り組みを挙げ「国をして2024年問題にしっかり対応していく姿勢が示されたことは、これまでにはない状況。この機を逃してはならない」とし、「労働条件の向上、労働環境の改善、そして、物流に対する社会からの評価(満足度)を引き上げていければ、個々人のモチベーションの向上につながる。ひいては、若い人たちに選ばれる産業になっていくものと考える」と述べ「2024問題は、物流業界における『大きな変化』であり、しっかり対応していきたい」と語った。
春闘に関しては「連合は、『未来づくり春闘』と掲げて取り組みを進めているが、運輸労連では、インパクトのある賃上げ要求が必要と考え、要求額は1万5000円を中心とする」とし、「『運輸産業のリーダーユニオン』として『開かれた運輸労連』『頼れる運輸労連』といわれるような『あるべき姿』を目指してまいりたい」と述べ、「2024春季生活闘争の交渉では、『大きな変化』にしっかりつながるよう、加盟組合の皆さんと一緒になって頑張っていきたい」と話した。
議事は、「活動経過の報告」および「2024年春季生活闘争方針」の提案、それに対する質疑・討論・採択が行われ、賛成多数で採択された。春闘は2月9~13日に要求書を提出し、統一交渉などを経て、大手のヤマ場は3月11日を見込んでいると発表。
このほかスローガンには「産業間格差を是正し、持続可能な運輸産業を構築しよう!~価格転嫁の実現で賃金労働条件を改善し、魅力ある産業の確立を~」を採択。最後に全員で力強く「団結ガンバロー」を三唱し、閉幕した。
◎関連リンク→ 全日本運輸産業労働組合連合会
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