-
物流ニュース
運輸労連 運輸セミナーを開催「物流の価値に自信持ち選ばれる産業を目指す」
2025年1月22日
全日本運輸産業労働組合連合会(運輸労連、成田幸隆中央執行委員長)は12月6日、第55回運輸セミナーをオンライン開催した。
成田中央執行委員長は、昨年4月の法改正について、「標準的な運賃の収受を含め、物流事業者がその内容を、荷主にしっかり説明していくことが必要」とし、「どの世界でも良いもの、良いサービスにはまっとうな価格がある」と述べる一方、6月の調査結果では「トラック運送はコスト増に関する転嫁率は28.1%で最下位」とし、「ビジネスの世界では効率化、付加価値の創出がいわれ、物流も効率化が求められて避けては通れないが、労働、物流には『価値』があることを、私たち自身がしっかり理解し、自信をもち、適正料金・運賃を収受していくこと。それが物流事業者の業績改善につながる」と語った。
2025年春闘については、「運輸労連では賃上げ要求額を、1万5500円を中心とする」とし、「組合員の生活の維持向上、他産業との格差是正の観点から、運輸労連全体でしっかりベクトルを合わせて取り組んでいかなくてはいけないと強く感じている」とし、「若者や女性に選ばれる産業へと変革していきたい」と述べた。
日本労働組合総連合会総合政策推進局の仁平章総合局長による「連合2025春季生活闘争方針」と、立教大学経済学部の首藤若菜教授による「物流『2024年問題』の現状と課題~労働組合の役割は何か~」の2講演を実施。首藤教授は2024年問題の影響、なぜ人手不足なのか、労働組合の役割について分析、解説した。
◎関連リンク→ 全日本運輸産業労働組合連合会
関連記事
-
-
-
-
「物流ニュース」の 月別記事一覧
-
「物流ニュース」の新着記事
-
物流メルマガ