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    千葉ト協・西郷会長 「これからは若い人の時代」

    2014年10月9日

     
     
     

    これからは若い人の時代だ――。
    千葉県トラック協会の西郷隆好会長(安房運輸)はこう繰り返す。「東京では若い支部長が次々に誕生している。私としては、千葉もこういう形に持っていきたい」と、頭の中にはすでに未来の構想がある。目指すのは、本部と青年部会の垣根を越えた交流を深め、双方が一体となって協会運営に取り組んでいくことだ。
     子どもらを通して、一般にもトラックの活動をPRしようというコンセプトで始めた「安全標語・児童絵画コンクール」は、昨年から本部が引き継いで事業を行っている。また、同部会の分科会として平成23年度に発足し、青年経営者育成を目的に勉強会などを開催してきた「あすなろ会」は、今年度から千ト協全会員対象の経営基盤強化事業として拡大。「次世代経営者研修」として生まれ変わった。


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     「これまで青年部会で費用を出し合って運営をしていたが、良い取り組みは本部で支援していこうと。これにより青年部会員だけでなく、一般会員の若手経営者・後継者・管理者も受講できるようになり、間口が広がった」と西郷会長。通年で通う必要がなく、「安全管理・コスト管理」「法令順守・運輸安全マネジメント」「計数管理」「社会保険・労務管理の基礎知識」など、必要な科目を個別で選択して受けられるように設定している。
     同会長は現状を、協会の理事・役員体制が変わるちょうど「過渡期」だという。「理事会の議案でも、ある程度決まったことを『異議なし』で通していては、協会は発展しない。勉強して得た知識を理事会で発表しようとか、各委員会で仕切って進行してもらうとか、もっといろいろなやり方があると思う」。
     今後2年間で、会長任期の制定にまで踏み込むという。そこには協会のトップとして4期目を迎える会長ならではの考えがある。「1期目で全体を眺めて状況を把握する。次の2年で試行錯誤のうえ、3期目で仕上げる。何かひとつでも目標を達成しようと思って取り組んできた」。
     千ト協で初任運転者講習・適性診断を土日に受けられるようにした同会長。「土日でないと受けられないというドライバーの声を聞いた。実際に、適正化実施機関の巡回指導でも、いつもこの部分が改善されない事業者が多いということがわかって、何とかしようと思った」。
     業界で早期解決が困難な案件が出てきたのはここ数年だというが、前向きに「例えば10人の会長がいて、そのうち8人が一つずつ旗を挙げて、達成していけば8項目も解決できる」。事業活動のマンネリ化を防ぐため、様々な人から新しいアイデアを吸い上げられるサイクルを作ることが必要だという。
     「現状37人の理事の枠があるが、青年部会からも理事を選出するとか、部会の活動を理事会で報告するようにするなど、お互いの活動が見えるようにしたい。そして連携していくことが私の宿題」とし、「これからは若い人の時代。どんどん前に出てきてもらって、その中から協会を背負って立ってくれる若手経営者を発掘したい」と語る。
    ◎関連リンク→ 一般社団法人千葉県トラック協会

     
     
     
     

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