学研ホールディングス（学研ＨＤ）は８月２９日、同日開催の取締役会で、栄光ホールディングス（栄光ＨＤ）との間で業務資本提携に関する契約を締結すること及び、栄光ＨＤを処分先とする第三者割当による自己株式の処分を行うことについて決議したと発表。
　現在、国内の教育事業の分野は少子化の影響を受け、競争は激化の一途をたどっている。また、教育業界においてはＩＣＴ化やグローバル化が進み、教育市場が大きな変革を迎えており、教育ビジネスの新たな分野での売り上げや利益の創出が課題となっている。このような背景の中、学研ＨＤと栄光ＨＤはこれまで、物流事業で学研ＨＤが栄光ＨＤの業務を一部委託するなど良好な関係を構築してきたが、互いに相手方のコンテンツやノウハウを高く評価しており、このたび、これまでの関係を更に一歩進めて、単なる業務提携に留まらない、資本提携も併せた提携について協議してきた。

　その結果、両社が強みとするコンテンツやノウハウの融合によるシナジー効果により、両社グループの新たな付加価値の創出が実現すると判断し、業務提携を行うことを決定した。業務提携の内容は、物流事業に関して栄光ＨＤグループの物流の一部を、学研ＨＤのグループ会社である学研ロジスティクスに委託するなど。
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