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    「荷物の管理」大丈夫? 段ボールにキズで受取拒否され

    2014年10月27日

     
     
     

     運送事業者は、荷主から預かった荷物を無事に配送するのが仕事。万一、荷物にキズをつけたり破損したりすれば信用を大きく損なうことになる。しかし、荷物を守るための段ボールにキズがついたため、受け取りを拒否されるという話も聞く。今回は、各運送事業者に「荷物の管理」について話を聞いた。
     「万一、預かっている荷物を運ぶ車両が事故にでも遭ったら大変。きちんと保険に入っている」と話すのは、オオコーチ運輸(三重県松阪市)の竹岡伸幸社長。また、「荷物の盗難などの可能性もあるので、細心の注意を払っている」という。


     同県の別の運送事業者は「商品によって異なる。単価の高い荷物は保険に入るが、そうでないものは入らないことも…」。また、同県の別の事業者もケースバイケースで保険への加入を決めているというが、「単価ではなく、取引先の重要性による。間違いの起こせない取引先なら、荷物の高い・安いに関係なく保険に入る」としている。
     愛知県内の運送事業者は「荷物を包装している段ボールが少しへこんだだけで受け取り拒否となり、こちらの買い取りになってしまった。中身の荷物は少しのキズもついていない。これは少しやり過ぎではないか」と指摘する。また、同県内の別の事業者では「買い取りになった場合、ドライバーにも負担してもらっている。荷物が主に食品なので、ドライバーに緊張感を持たせるという意味もある」という。
     また、愛知県内にある運送会社の担当者は「昔なら『いいよ、いいよ』で通っていたものが、今では通らない。明らかに中の商品には影響がないのに、梱包の外観にへこみなどが見つかれば問答無用でアウト」と話す。飲料水の配送を手掛けている同社。小売店の販売スタイルも変遷しており、箱出しの陳列と箱売りのために、ダンボールの破損や汚れにうるさいようだ。同担当者は、「軽量化か材料費を抑えているのか分からないが、梱包材自体の強度が落ちている。接合部分ののりも弱くて破損しやすい」とし、破損させた商品に関しては弁済金で処理をして、廃棄という流れになっていく。「商品が手元に残れば社内販売で弁済金の穴埋めにもなるが、万一、流通してはならないということで廃棄となっている」と話す。
     同社では精密機器などの高額商品は保険を適用し、それ以外は弁済金で対処しているようだ。静岡県にある運送会社。メーンになるのは新聞紙の輸送で、担当者に話を聞いてみると、「雨などの水濡れに気をつけている。販売店の折り込み用機械でスムーズに流れなくなったりする」と話す。
     また、新聞という特性上、時間厳守となってくるだけに、遅延にならないように対策を採っている。「例えば、大渋滞や今年あった雪害などを想定して、代替車が他のルートで配送できるように常に準備している。代替車が出た場合、1台分の新聞は廃棄となってしまうので、そのタイミングが難しい」と注意を払っているようだ。
     愛知県内にある自動車部品を扱う会社では、「それぞれの企業で運ぶ物も様々。改善の努力はしているが、荷物事故は作業者の不注意が大半。車両事故はほとんどないが、荷物事故はなかなか減らない」と頭を悩ませている。
     「安全運転を心がけることが、積み荷の安全輸送につながる」と、愛知県内の別の運送事業者は話す。「運転が荒いと、積み荷に大きく負担がかかる。例えば、車間距離を詰め過ぎると急ブレーキを踏む可能性も高くなる。また、車線変更でも急ハンドルになると積み荷に影響が生じる。急ブレーキや急ハンドルを避けるためにはどうしたら良いか考えると、十分に車間距離をとって、むやみに車線変更はしないなど、安全運転のためにとる対策と同じになる」。
     しかし、どんなに安全運転を心がけていても、トラックを運転している限り危ない場面に遭遇することはあるため、「ドライバーそれぞれが体験したヒヤリハットを発表し、情報の共有化をする」ことも、対策として行っているという。
     また、積み荷にかかわる事故の大きな要因に、過積載の問題がある。過積載状態で車を運転すると荷物の固定が不十分になり、車両のバランスが不安定になる、制動距離が長くなるといった問題が発生する。また、ブレーキをかける強さを誤り、カーブでの対向車線へのはみ出しや横転の可能性が高くなる。例え事故にはつながらなくても、積み荷への負担は大きくなり、荷崩れを引き起こす場合もある。
     そのため、同県内の別の運送事業者は「各ドライバーに、明らかに過積載だと分かる仕事は絶対に引き受けないように注意を徹底している。不安なときはまず会社に連絡を入れさせるようにしている」と話す。

     
     
     
     
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